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ホルモン注射を始めたFTMが、血液検査で確認すべき項目

 

過去のぼく
ホルモン注射を始めたら、定期的に血液検査をすべきらしい…
でも、どんな項目を検査すればいいんだろう?

 

そんな疑問に答えます!

 

よっしー
ぼくは血液検査のおかげで、痛風を予防することができました!
この経験を踏まえつつ、必要な項目を調査したのでシェアします!

 

【注意】
この記事は、あくまで“参考”としてください。
実際に血液検査をする際は、詳細を医師に相談しましょう。

 

血液検査で確認すべき項目

 

まず、ホルモン注射を始めた後に血液検査をする理由は、次の2つです。

✔️ 血液検査をする理由
・ホルモン注射の周期確認
・ホルモン注射による副作用の早期発見

 

ですので、男性ホルモン値はもちろんのこと、『副作用を早期発見するために必要な項目』も検査しましょう。

そこで、考えられる副作用と、それに伴う検査項目をまとめました。

副作用 早期発見のための検査 詳細な検査項目
多血症 血球系検査

・赤血球数
・血色素量(ヘモグロビン)
・ヘマトクリット
・白血球数
・血小板数

血栓症 凝固検査 Dダイマー
肝機能障害 肝臓系検査

ASTGOT
ALTGPT
γ-GTP
ALP
・総ビリルビン

 脂質異常症、
高血圧

脂質系検査

・総コレステロール
・悪玉(LDL)コレステロール
・善玉(HDL)コレステロール
・中性脂肪

 糖尿病、
高血圧
糖代謝系検査

・血糖
・グリコヘモグロビン(HbA1c

 高尿酸血症、
高血圧
腎臓系検査

・尿酸
・尿素窒素(UN)
・クレアチニン

 

では、それぞれの血液検査について、くわしく見ていきましょう。

 

確認すべき検査内容の詳細

 

検査項目①:男性ホルモン値

男性ホルモン値(血中テストステロン濃度)を検査し、ホルモン注射の周期が問題ないか確認しましょう

注射周期が長すぎると、ホル切れにより更年期障害のような症状が出ることがあります。

逆に注射周期が短いと、副作用の危険性を高める恐れがあります。

 

よっしー
個人差があるので、あなたに合った注射周期を見つけましょう!

 

検査項目②:血球系検査

血球系検査は、『多血症』を早期発見するために行います。

✔️ 多血症とは
血液中の赤血球が異常に増え、血中濃度が高くなってしまう病気です。
血流が悪くなり、血管が詰まりやすくなります。

 

多血症を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
・赤血球数
・血色素量(ヘモグロビン)
・ヘマトクリット
・白血球数
・血小板数

 

多血症は、『血栓症』を引き起こしやすいです。

血栓症から、『脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓』などを発症する危険性があります。

 

よっしー
日頃から、禁煙,適度な運動,健康的な食生活を心がけましょう!

 

検査項目③:凝固検査

凝固検査は、『血栓症』を早期発見するために行います。

✔️ 血栓症とは
血管の中で血のかたまり(血栓)が詰まってしまう病気です。

 

血栓症を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
Dダイマー

 

前述のとおり、血栓症は『脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓』などを発症する危険性があります。

 

よっしー
内臓脂肪を減らし、水分補給もしっかりしましょう!

 

検査項目④:肝臓系検査

肝臓系検査は、『肝機能障害』を早期発見するために行います。

その検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
ASTGOT
ALTGPT
γ-GTP
ALP
・総ビリルビン

 

テストステロン(男性ホルモン)は、主に肝臓で代謝されます。

ですので、肝臓への負担を減らすため、アルコールの大量摂取や肥満は予防しましょう。

 

よっしー
肝臓は“沈黙の臓器”です!自覚症状がなくても労りましょう!

 

検査項目⑤:脂質系検査

脂質系検査は、『脂質異常症や高血圧』を早期発見するために行います。

✔️ 脂質異常症とは
血液中に、悪玉コレステロールや中性脂肪が多すぎる、
または善玉コレステロールが少なすぎる病気です。

 

脂質異常症や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
・総コレステロール
・悪玉(LDL)コレステロール
・善玉(HDL)コレステロール
・中性脂肪

 

脂質異常症や高血圧は、『動脈硬化』を引き起こしやすいです。

動脈硬化から、『脳卒中や心筋梗塞、狭心症』などを発症する危険性があります。

 

よっしー
内臓脂肪を減らし、禁煙もできるよう頑張りましょう!

 

検査項目⑥:糖代謝系検査

糖代謝系検査は、『糖尿病や高血圧』を早期発見するために行います。

✔️ 糖尿病とは
インスリンがちゃんと働かないことで、血液中の血糖値が異常に高くなる病気です。

 

糖尿病や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
・血糖
・グリコヘモグロビン(HbA1c

 

糖尿病も、前述の脂質異常症や高血圧と同じように、『動脈硬化』を引き起こしやすいです。

 

よっしー
食生活や運動不足の改善はもちろんのこと、ストレスも溜めすぎないよう気をつけましょう!

 

検査項目⑦:腎臓系検査

腎臓系検査は、『高尿酸値症や高血圧』を早期発見するために行います。

✔️ 高尿酸血症とは
血液中の尿酸(プリン体を分解した後の老廃物)が異常に多い病気です。

 

高尿酸血症や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。

✔️ 検査項目
・尿酸
・尿素窒素(UN
・クレアチニン

 

高尿酸血症は、『痛風や尿路結石、動脈硬化』などを発症する危険性があります。

 

よっしー
プリン体の摂取量を控え、無酸素運動より有酸素運動を心がけましょう!

 

血液検査の頻度

 

血液検査は、『ホルモン注射開始から3ヶ月目、その後は6ヶ月ごとに』した方がいいと言われています。

できるだけ、この頻度で検査するよう心がけましょう。

 

よっしー
ここで、少しだけぼくの話をさせてください!

 

ぼくはホルモン注射を始めた約1年後に、副作用で“尿酸”が基準値を超えました。

今は薬を飲んで基準値におさめていますが、もし血液検査をしていなければ、痛風でもがき苦しんでいたかもしれません…

 

よっしー
重症化してからでは遅いです…!面倒ではありますが、定期的に検査しましょう!

 

まとめ

 

定期的に血液検査をするのはもちろんのこと、日々の生活にも気を配りましょう。

どの副作用も、下記のような日頃の意識で、発症率がグッと下がります。

✔️ 日頃から意識すること
・禁煙
・適度な運動
・健康的な食事
・水分補給
・ストレスを溜めない

 

念願の『男性としての生活』を全力で楽しむためにも、身体には気を遣っていきましょう!

 

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