でも、どんな項目を検査すればいいんだろう?
そんな疑問に答えます!
この経験を踏まえつつ、必要な項目を調査したのでシェアします!
実際に血液検査をする際は、詳細を医師に相談しましょう。
血液検査で確認すべき項目
まず、ホルモン注射を始めた後に血液検査をする理由は、次の2つです。
・ホルモン注射による副作用の早期発見
ですので、男性ホルモン値はもちろんのこと、『副作用を早期発見するために必要な項目』も検査しましょう。
そこで、考えられる副作用と、それに伴う検査項目をまとめました。
副作用 | 早期発見のための検査 | 詳細な検査項目 |
多血症 | 血球系検査 |
・赤血球数 |
血栓症 | 凝固検査 | ・Dダイマー |
肝機能障害 | 肝臓系検査 |
・AST(GOT) |
脂質異常症、 |
脂質系検査 |
・総コレステロール |
糖尿病、 高血圧 |
糖代謝系検査 |
・血糖 |
高尿酸血症、 高血圧 |
腎臓系検査 |
・尿酸 |
では、それぞれの血液検査について、くわしく見ていきましょう。
確認すべき検査内容の詳細
検査項目①:男性ホルモン値
男性ホルモン値(血中テストステロン濃度)を検査し、ホルモン注射の周期が問題ないか確認しましょう。
注射周期が長すぎると、ホル切れにより更年期障害のような症状が出ることがあります。
逆に注射周期が短いと、副作用の危険性を高める恐れがあります。
検査項目②:血球系検査
血球系検査は、『多血症』を早期発見するために行います。
血流が悪くなり、血管が詰まりやすくなります。
多血症を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。
・血色素量(ヘモグロビン)
・ヘマトクリット
・白血球数
・血小板数
多血症は、『血栓症』を引き起こしやすいです。
血栓症から、『脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓』などを発症する危険性があります。
検査項目③:凝固検査
凝固検査は、『血栓症』を早期発見するために行います。
血栓症を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。
前述のとおり、血栓症は『脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓』などを発症する危険性があります。
検査項目④:肝臓系検査
肝臓系検査は、『肝機能障害』を早期発見するために行います。
その検査項目は、次のとおりです。
・ALT(GPT)
・γ-GTP
・ALP
・総ビリルビン
テストステロン(男性ホルモン)は、主に肝臓で代謝されます。
ですので、肝臓への負担を減らすため、アルコールの大量摂取や肥満は予防しましょう。
検査項目⑤:脂質系検査
脂質系検査は、『脂質異常症や高血圧』を早期発見するために行います。
または善玉コレステロールが少なすぎる病気です。
脂質異常症や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。
・悪玉(LDL)コレステロール
・善玉(HDL)コレステロール
・中性脂肪
脂質異常症や高血圧は、『動脈硬化』を引き起こしやすいです。
動脈硬化から、『脳卒中や心筋梗塞、狭心症』などを発症する危険性があります。
検査項目⑥:糖代謝系検査
糖代謝系検査は、『糖尿病や高血圧』を早期発見するために行います。
糖尿病や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。
・グリコヘモグロビン(HbA1c)
糖尿病も、前述の脂質異常症や高血圧と同じように、『動脈硬化』を引き起こしやすいです。
検査項目⑦:腎臓系検査
腎臓系検査は、『高尿酸値症や高血圧』を早期発見するために行います。
高尿酸血症や高血圧を早期発見するための検査項目は、次のとおりです。
・尿素窒素(UN)
・クレアチニン
高尿酸血症は、『痛風や尿路結石、動脈硬化』などを発症する危険性があります。
血液検査の頻度
血液検査は、『ホルモン注射開始から3ヶ月目、その後は6ヶ月ごとに』した方がいいと言われています。
できるだけ、この頻度で検査するよう心がけましょう。
ぼくはホルモン注射を始めた約1年後に、副作用で“尿酸”が基準値を超えました。
今は薬を飲んで基準値におさめていますが、もし血液検査をしていなければ、痛風でもがき苦しんでいたかもしれません…
まとめ
定期的に血液検査をするのはもちろんのこと、日々の生活にも気を配りましょう。
どの副作用も、下記のような日頃の意識で、発症率がグッと下がります。
・適度な運動
・健康的な食事
・水分補給
・ストレスを溜めない
念願の『男性としての生活』を全力で楽しむためにも、身体には気を遣っていきましょう!