FTM

FTMということをカミングアウトするメリット,デメリット

 

過去のぼく
FTMであることを、周りの人に言うか迷ってる…
カミングアウトは、どんなメリット,デメリットがあるんだろう?

 

そんな疑問に答えます!

 

よっしー
ぼくはFTMであることを、19歳の時に周りへカミングアウトしました。
その後の生活で気がついたメリット,デメリットをシェアします!

 

カミングアウトのメリット5つ

 

ぼくが感じたカミングアウトのメリット5つはこちらです。

✔️ カミングアウトのメリット
・気持ちが楽になる
・自信が湧く
・本当の自分が見えてくる
・相手への信頼感が増す
・不便な環境が改善される

 

では、ひとつずつご紹介していきます。

 

メリット①:気持ちが楽になる

FTMであることを隠しながら生活するのは、かなりストレスが溜まりますよね。

自分に嘘をつき続けることへのストレスはもちろん、

周りの悪気ない言動に傷ついたり、

男子トイレを使っていることがバレないかドキドキしたり

 

そこでカミングアウトをすると、気持ちがポンっと楽になります。

本当の自分を抑え込む必要がなくなり、

周りが男性として扱ってくれるようになり、

男子トイレを堂々と使えます。(笑)

 

自分がFTMだということを周りが知ってくれているだけで、心の負担はグッと下がります。

 

メリット②:自信が湧く

『自分のカラをやぶった!』という事実は、大きな自信になります。

また、本当の自分を認めてもらえれば、それが自己肯定感につながります。

 

よっしー
『自己承認欲』は、“マズローの欲求5段階説”でも言われている、人間の本能的な欲求ですよ!

 

自信が湧いてくると、いろんなことにチャレンジする活力が生まれますよ!

 

メリット③:本当の自分が見えてくる

FTMを隠している間は、できるだけ傷つかないよう、本当の自分から目をそらしている人も多いでしょう。

まさに、ぼくがそのタイプでした。

 

よっしー
おかげさまで、現実逃避スキルはピカイチです!

 

しかしカミングアウトすると、自分自身への意識が変わります。

「自分はFTMだ」と“実際に口に出すと”、本当の自分を見つめ直すようになるんですよね。

すると、『本当はこうしたい,これはイヤだ』というのがハッキリしてきます。

「本当の自分を理解してほしい」

「人の目を気にせず、男子トイレを使いたい」

「女扱いされたときは受け流していたけど、本当はこんなにイヤだったんだ」

 

自分の悩みや欲望に気づくことができれば、あとは解決策を考えるだけですからね。

できる限りストレスを減らせるよう、自分自身としっかり向き合いましょう。

 

メリット④:相手への信頼感が増す

自分が隠し事をしていると、相手との間に埋められない距離ができてしまうんですよね。

これが取り払われると、本当に心から相手を信頼できるようになります。

 

また、カミングアウトを受け入れてくれたときの、感謝の気持ちはハンパないです。

周りの人の大切さが身にしみて、『この人たちは絶対大切にしよう』と、強く思いますね。

 

よっしー
受け入れてくれた人は、全力で大切にしていきましょうね!!

 

メリット⑤:不便な環境が改善される

カミングアウトすると、自然と男子トイレ・更衣室を使えるようになります。

職場であれば、健康診断や手術のための連休などを配慮してくれる場合もあります。

生活環境が改善されると、かなりのストレスが減らせますよ。

 

よっしー
トイレなんかは毎日使うものですから、その改善だけでも大きいです!

 

カミングアウトのデメリット3つ

 

お次は、カミングアウトのデメリットを3つご紹介します。

✔️ カミングアウトのデメリット
・カミングアウト後に女扱いされると傷つく
・男扱いしようとしてくれるのが見えて傷つく
・関係が悪くなる可能性もある

 

こちらも、ひとつずつ見ていきましょう。

 

デメリット①:カミングアウト後に女扱いされると傷つく

『カミングアウト後』に女扱いされると、以前より傷つきやすくなることがあります。

「カミングアウトしたのに、やっぱり女性として見られてしまうんだ

「もしかして、わざと女扱いしているのか?」

 

などなど、いろいろと考えてしまいます。

相手にはまったく悪気がないことがほとんどなんですけどね。

 

よっしー
カミングアウトしたからと言って、自分の外見や振る舞いが大きく変わるわけではないですからね…

 

とくにFTMの場合、『この人は男性っぽいけど、女性だからな』という意識が定着されていることが多いです。

そうすると、無意識に日頃から『女性として扱わないと』と、気を遣ってくれているんですよね。

そのクセが抜けずに女扱いしてしまうのは、仕方がないことかなぁと思ってしまいますね

 

デメリット②:男扱いしようとしてくれるのが見えて傷つく

『女扱いはやめてほしいけど、あからさまに男扱いしないでほしい』

もしトランスジェンダー以外の方がこれを見たら、『え、めんどくさ』と思いますよね(笑)

しかし、トランスジェンダーなら共感してくれる人が多いのではないでしょうか。

 

よっしー
女扱いや男扱いではなく、自然に“ひとりの人間”として扱ってほしい…

 

たとえば、普通の男性には

「キミのことは本当に男だと思ってるよ!」

「キミは男だからこの話するけど

 

など、わざわざ『キミは男だから』という言い方はしないですよね。

普通はそんな言葉を付け足さなくても、何の疑いもなく男性だと思っているからです。

 

よっしー
男性として接しようとしてくれるのは、うれしいんですけどね…!

 

しかし、“女性だけど、男性として接しなきゃ”という気持ちが見えて、『あぁ、やっぱり自分は男性に見えないんだな』と、少し傷つきます

 

デメリット③:関係が悪くなる可能性もある

やはり、カミングアウトして拒否される可能性は、ゼロではありません。

今の時代は“LGBT”や“トランスジェンダー”という言葉が一般的に認知されているので、真っ向から拒否してくる人はあまりいませんけどね。

 

割り切って、「本当の自分を認めてもらえないなら、それまでの関係だった」と思えるならいいですが、やはりむずかしいです…

 

よっしー
「この人をずっと信じていたいけど、もし拒否されたら信じられなくなる…それはイヤだなぁ…」…と悩むこともありますね。

 

どうしても不安なら、『LGBTについてどう思ってる?』など、段階を踏んで確認するといいかもしれません。

多くの人は、「あ、この人はトランスジェンダーなのかな?」と、勘づくと思いますが

 

よっしー
「オレたちの仲なんだから、そんな探り入れるなよ!」と思われないように、注意しましょう!

 

カミングアウトするか悩んでいるFTMへ伝えたいこと

 

ぼくらトランスジェンダーは日々、性別のことについて悩んでいます。

しかし普通の人は、性別のことなんて考えずに生活している場合がほとんどなんですよね。

ですので、ぼくらに対する認識も、“女や男”というより『友達の〇〇さん』のような意識で接してくれていることが大半です。

 

本当に信じている相手、心から信頼したい相手がいるのなら、勇気を出してカミングアウトしてみてはいかがでしょうか。

もちろん不必要にはしなくていいですが、周りに理解者がいると、生活や考え方が変わりますよ。

 

まとめ

 

初めてのカミングアウトは、緊張するかもしれません。

しかし、『ちゃんと受け入れてくれる人がいる』とわかれば、大きな自信になりますよ。

また、ぼくの体験談をFTMということを周りにカミングアウトした結果』にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

このブログで、あなたの不安が少しでも解消し、前に進めるようになってくれればうれしいです!

大変な人生ですが、いっしょに頑張っていきましょう!!

 

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