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【FTM】男性ホルモン注射の“ネビド”についてご紹介!

2020年5月14日

 

過去のぼく
『ネビド』という男性ホルモン注射があるらしいけど、ほかとはなにが違うんだろう?
ネビドの特徴を知りたい!

 

そんな疑問に答えます!

 

よっしー
ぼくはホルモン注射を“エナルモン”から“ネビド”に変更しました。
そこで得たネビドの情報をシェアします!

 

男性ホルモン注射の種類

 

まずは、日本で打てる男性ホルモン注射の種類をカンタンにご紹介します。

  男性ホルモン注射の種類

注射1本あたりの
有効成分量

注射周期の目安
短期持続型 エナルモンデポー 125mg 23週に1
250mg 34週に1
テスチノンデポー 125mg 23週に1
250mg 34週に1
長期持続型 ネビドデポー 1,000mg 34ヶ月に1

 

短期持続型も長期持続型も、副作用はあまり変わりません。

副作用については、『ホルモン注射後の体の変化』をご覧ください。

FTM ホルモン注射後の体の変化【経験談】

続きを見る

では、そんなネビドのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

ネビドのメリット3つ

 

ネビドのメリット3つはこちらです。

✔️ ネビドのメリット
・注射周期が長い
・ホル切れの症状が少ない
・短期持続型より副作用が少ない

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

 

メリット①:注射周期が長い

前述のとおり、ネビドの注射周期の目安は『34ヶ月に1回』です

しかし、この周期にはかなり個人差があります。

適切な周期を把握するためには、注射から3ヶ月後くらいに血液検査をしてみましょう。

また、検査結果から独断で判断するのではなく、必ず医師に相談してから決めてください。

 

よっしー
ちなみに、ぼくは小柄かつ性別適合手術も終わっているからか、なんと7ヶ月に1回です…!

 

これくらい個人差がありますので、血液検査は必須です。

あわせて、『血液検査で確認すべき項目』もご覧ください。

ホルモン注射を始めたFTMが、血液検査で確認すべき項目

続きを見る

 

メリット②:ホル切れの症状が少ない

『ホル切れの症状』とは、男性ホルモンが急減少することにより、イライラや倦怠感,更年期症状などを感じることです。

この症状にもかなり個人差があります。

 

よっしー
ぼくはホル切れで眠くなるタイプでした!

 

短期持続型のホルモン注射では、この“ホル切れ症状”を感じやすいです。

しかしネビドでは、この症状が少ないと言われています

 

その理由は、ネビドは男性ホルモンの血中濃度が『ゆるやかに減少』するからです。

下の図が、血中濃度のイメージになります。

 

ネビドはホル切れの症状が出にくい上に注射周期も長いので、注射することを忘れないように気をつけてください

 

メリット③:短期持続型より副作用が少ない

ネビドは男性ホルモンの血中濃度が短期持続型より安定しているため、副作用はネビドの方が少ないと言われています

 

男性ホルモンの影響を調べた研究では、

『ネビドは、多血症の原因となる“ヘマトクリット値”が、短期持続型ほど上昇しない』

という結果になっていました。

 

よっしー
つまり、多血症になる可能性が下がるということですね!

 

副作用の危険性がゼロになるわけではありませんが、少しでも減るならうれしいですよね。

 

ネビドのデメリット3つ

 

続きまして、ネビドのデメリット3つはこちらです。

✔️ ネビドのデメリット
・金額が高い
・短期持続型より注射が痛い
・打てる病院が少ない

 

これも、順番に見ていきましょう。

 

デメリット①:金額が高い

ネビドの相場は、3万円前後です

…高いですね(笑)

 

しかし、そのぶん注射周期が長いです。

人によっては、短期持続型とあまり変わらない金額になるかもしれません。

また、病院を往復するための交通費や、何度も通院する手間なども考慮しましょう。

 

ちなみに、病院によっては2万円弱で打てるところもあります。

逆にもっともっと高い場合もありますので、事前に病院へ確認しておきましょう。

 

デメリット②:短期持続型より注射が痛い

注射を打ってくれる人の腕前や、自分が痛みに弱いかにもよりますが

一般的には、『短期持続型に比べて痛い』と言われがちです

ネビドを打った人のご感想は、こんなものがありました。

✔️ ネビドを打った人の感想
・筋肉痛のような痛み!
・イスに座れないほど痛い!
・たしかに痛いけど、我慢できるレベル。

 

よっしー
ぼくは『そこまで痛くないな…短期持続型と大差ない』という程度でしたね!

 

また、ネビドは量が多いので、注射を打つ場所が短期持続型とは異なります。

✔️ 注射を打つ場所
・短期持続型:腕またはお尻のどこか1か所
・ネビド:左右のお尻に1か所ずつ(計2か所)

 

『ネビドめっちゃ痛いやん!!』

と感じる方には、少しツライかもしれません

しかし、この痛みは回数を重ねるごとにやわらぐようです。

 

よっしー
慣れてしまえばこっちのもんですね!

 

デメリット③:打てる病院が少ない

短期持続型ですら打てる病院は限られていますが、ネビドはさらに打てる病院が少ないです

ネビドを打ちたいと思ったら、あらゆる手段を使って調べましょう…

✔️ ネビドが打てる病院を調べる手段
・まずは自分が通っている病院に確認する
・インターネットでググる
・男性ホルモン注射が打てる病院に問い合わせる
・SNSで、ネビドを打っている人に聞いてみる
・etc...

 

よっしー
SNSが発達したのはとても便利ですね!

 

情報収集の手段はいくらでもありますので、諦めずに捜索しましょう。

 

まとめ

 

いま思うと、短期持続型のときはホル切れで不安定になる体調に、ずいぶん振り回されていたなと感じます。

また、病院に通う回数が多い分、そのための日程調整がけっこう手間となっていたことに気がつきました。

 

よっしー
ですので、ぼくはネビドに変えてよかったと思っています!

 

今回の記事が、あなたの参考になれば幸いです。

注射を打ち続けるのは大変ですが、一緒にがんばっていきましょう!!

 

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